路地裏に怪物はもういない
わんこ「今慈ムジナ先生の新作読み終わった」
ポチ「またまたガガガ文庫ですね」
わんこ「この方の作品は以前にも読んだことがあって、以前の作品のタイトルとの雰囲気の違いに驚いた」
ポチ「『年下寮母に甘えていいですよ?』ですね」
わんこ「表紙的にはデビュー作の『ふあゆ (ガガガ文庫)』に寄った作品なのかな。読んだことないのだけど」
ポチ「そうですね。一時期ネットでも前作とデビュー作の振れ幅について言及している人もいて、それが印象が残ってます」
わんこ「さて、内容なのだけど、各章毎に配置されているイラストの使い方的に短編感覚で読める伝奇モノだった。こういう構成は読みやすく、それぞれの物語にドラマがあるようで非常に好き」
ポチ「そうは同感です。キャラ的にはクーデレなヒロインの椿姫ちゃんが可愛かったです」
わんこ「うん。純朴な主人公・幽の言葉に反応する椿姫の様子は良い萌えポイントだった」
ポチ「あとはこのオチにするなら2巻を読んでみたいです。幽が結局どうなったのかがあのオチでは分かりませんし、終わり方が不気味すぎます」
わんこ「ぜひ2巻も読んでみたいね。そういえば4章目読んでいて思ったのだけど、私たちって、いつから犬耳生えてたっけ?」
ポチ「......?いつからでしょう。そういえば今日は月が赤いですね......」