わんこのラノベ読み

一冊と、また一冊と、面白いから読んでしまう

平浦ファミリズム

平浦ファミリズム (ガガガ文庫)

平浦ファミリズム (ガガガ文庫)

 

 やっぱ最近暑い

わんこ「今回読んだのは、去年の第11回小学館ライトノベル大賞ガガガ大賞受賞作だ。新人の作品の割に文章や内容がしっかりしているので、結構色んなところで名前が上がったりしてHOTな作品だったんじゃないだろうか」

 

ポチ「去年に読みたかったですね。ラノベらしくないタイトルや雰囲気があって、さすがガガガ文庫といったところですね。あらすじを見てみると『ベンチャー企業』の社長の母、『トランスジェンダー』の姉、『オタクで引き篭もり』の妹、『コミュ障』の父と,これでもかといったほど面倒臭そうな要素を凝縮したような一家で,もはや少し引きました」

 

わんこ「そうだね。そんな無茶苦茶な家族設定でキャッキャウフフな学園生活が描写される筈もなく。タイトルに『〜イズム』とあるように考え方、この作品ならこの主人公の『家族観』っていうのが一つのテーマになっていたね」

 

ポチ「その主人公の『ファミリズム』というのは、自分は他人の力を借りずに一人で生きていてるんだ、自分には家族さえいればいいというものでした。彼は幼い頃から技術者の母から様々な技術を教えてもらっていて、高校生でもう一人で食って行けるくらいの技術を持っていたんですけど、そういった育ちや小さい頃に経験した事から、そういった考え方になってしまったんです」

 

わんこ「そうそう、結構この主人公が曲者で,表紙に描かれているような顔で周りの人に対応をするので、そこは読んでいて楽しかったりした。そして、そんな対応を周りの人に振りまいた結果、周りの人がどう感じて、どう行動して、そして主人公にどんな反応が現れるのか、そういった所がこの作品の一つの魅力なのかなーと」

 

ポチ「変な言い方ですけど、中高生といった多感な時期に是非読んで欲しいと思いました!」

 

ノーゲーム・ノーライフ4ゲーマー兄妹はリアル恋愛ゲームから逃げ出しました

 あっつい〜

わんこ「かなり読むのに時間をかけてしまったけど何とか読めた」

 

ポチ「途中で他の新刊とか読んじゃいましたね」

 

わんこ「作者曰く4巻はすっごいラフな作品にする予定だったらしいが、思ったよりいつも通りな印象になったしまった感じなのかな」

 

ポチ「水着にギャルゲー擬きで中々にエンジョイはしてる感じでしたけどね。そして今回は新しく2種族登場して、両方とも絶滅寸前の悲しい性を背負っていて見ていて何だか悲しくなりました」

 

わんこ「そうだね,でもプラムの見た目は可愛いので絞られたい✨」

 

ポチ「......(ダメだこの人何とかしないと)」

あの愚か者にも脚光を!3 この素晴らしい世界に祝福を!エクストラ 夢見る姫に星空を

 ジョギングおわりの夜に......

わんこ「ダストが主人公の外伝、3巻目出たね」

 

ポチ「今回は表紙を見れば分かります通り、アイリスちゃんの登場ですね。クレアとレインも一緒に登場していて中々に口絵とかも華やかしくて素敵でした」

 

わんこ「これは目の保養になりますな(ガハハ」

 

ポチ「......。本家もいいですが、憂姫はぐれさんのイラスト素敵ですね」

 

わんこ「今回はバニルが匂わせていたダストの過去が少し明らかになって、いつもよりイケメンダストに少し驚かされたね」

 

ポチ「(イケメンダスト......。すごいパワーワードです!?)」

 

わんこ「しかも4巻も出ることが確定しているみたいなので次もダストのお話が読めるのか?その辺りが見所かなー?」

 

ポチ「そうですね。ダストさん、あの見た目でその経歴はあまりにも信じられなさすぎますので、もう少しお話を聞きたいです!」

この素晴らしい世界に祝福を!14 紅魔の試練

 冷やし中華が美味しい季節です。

わんこ「ゆんゆんの族長になるための試練を手伝うカズマ達一行のお話」

 

ポチ「ゆんゆんが友達がいないからめぐみんに頼んで、すでに2回も失敗してるのは笑ってしまいました」

 

わんこ「今回はその教訓を活かしてめぐみん以外のカズマ達に頼むんだけど、やっぱりそうなっちゃうかぁって感じの結果に少し笑ってしまった。最終的にはカズマに頼んでカズマが一つの解決策を投じるんだけど、その解決策もこのすばらしくて好きだった。ここであいつが登場するのも意外だったし」

 

ポチ「あとカズマとめぐみんの絡みも今回は激しくて良かったですね、いろんな意味で」

 

わんこ「これからはこのノリでいくんかな?」

 

ポチ「あとあと最後のオチもあっさりしてて好きでした」

 

わんこ「あーあれね」

 

→ぱすてるぴんく。2

→ぱすてるぴんく。2 (講談社ラノベ文庫)

→ぱすてるぴんく。2 (講談社ラノベ文庫)

 

 まだじめじめした感じの残る文月に......

わんこ「かなり早い目に2巻目が出て少し意外だった」

 

ポチ「続きが出るということで驚きましたが、内容的には思ったよりのほほんとしてた印象ですね」

 

わんこ「一巻の時もそんな感じの印象だったよね。表紙的にもっと渚がグッとくる感じだと思ってしまった」

 

ポチ「そうですね。でもこれでようやく一段落ついた感じはしますね。次回は個人的に檸檬ちゃん回期待ですね!少し伏線的なのも感じたので」

 

わんこ「確かに可愛いので檸檬ちゃん回とかあれば読んでみたいのは分かる」

 

追伸:うーん、もう少しテーマ的なのがしっかりしてると読んでいて深みが増す気がするんだけど、どうなんだろ?

優雅な歌声が最高の復讐である

優雅な歌声が最高の復讐である (電撃文庫)

優雅な歌声が最高の復讐である (電撃文庫)

 

 W杯で盛り上がる深夜に......

わんこ「この作品は、この前におすすめラノベビブリオバトル?で紹介されていて気になった作品だったので読んでみた」

 

ポチ「ニコ動で生放送されてたやつですね」

 

わんこ「たまたま時間があって面白そうだから見てみたら、面白そうな作品が紹介されていたので気になって買って読んでしまった」

 

ポチ「電撃文庫で、タイトル的には一巻完結モノでしょうか?わんこさんが電撃文庫でシリーズ物読まないのは少し珍しいですね」

 

わんこ「そうだね。電撃文庫では基本的には王道シリーズ物を買ってしまう傾向があるからなぁ。この作品はなんだろう?紹介にもあった様にタイトルが良かった。あとタイトルからは想像しづらいかもしれないけど、タイトルの意味だけではなくて、主人公とヒロインもしっかり絡んでラブコメをしているので、個人的にはグフフと読める良作品なのでぜひ読んで欲しい作品だと思う」

 

ポチ「ルコちゃん可愛いですね!ラノベのヒロインは特に理由がなく主人公のことを好きになる偏見があると思うけど、この作品はその理由がちゃんとしてるっていうか可愛い?いけず?なのでそういうところもしっかり確かめて読んで欲しいですね!」

やはり俺の青春ラブコメは間違っている。12

 気温のせいでゆでダコ状態になっている件について......

わんこ「やっとこさ、読めた」

 

ポチ「さすがに積み過ぎです......。もっと早く読んで欲しいかったです」

 

わんこ「まぁ去年の9月は色々あったから......(主にアナグマさんが」

 

アナグマ「はい、というわけで感想でも書いていきますか」

 

わんこ「!?」

ポチ「!?」

 

アナグマ「この巻は前巻の水族館デート?の続きから始まっていて、ようやく八幡や由比ヶ浜、雪ノ下たちの思いが一区切り着くのだけど、ここで小悪魔後輩厄介仕事持ち込み生徒会長キャラが黙っている訳もなく、いつも通り問題を部室に持ち込まれ、それを解決していく。という様に物語は進んでいく。またこの巻は表紙を雪ノ下が飾っている様にある意味彼女の成長や葛藤がメインかもしれない。でもそれだけではなくて、この巻には(というか前巻からだけど)珍しく、主人公の視点ではない幕間というものが付いていて、そこには由比ヶ浜の思いが綴られている。そして八幡に対しても小町の受験や一色の掛け合い、また陽乃のちょっかいから八幡の雪乃下に対する思いを新たに気付かされる。そんなこの奉仕部の3人のことを見せられるともう涙しか出てこないので、もう早く続き読ませて楽にして欲しい。」

 

わんこ「ひぇっ」

ポチ「わー」