わんこのラノベ読み

一冊と、また一冊と、面白いから読んでしまう

ハル遠カラジ

ハル遠カラジ (ガガガ文庫)

ハル遠カラジ (ガガガ文庫)

 

 熱中症にならないように気を付けましょう

わんこ「読み終わったー。今回はロボットものなのか。」

 

ポチ「この感じでいくとシリーズものとかは出さないのでしょうか?3巻ぐらいのまとまった作品も一度読んでみたいです。」

 

わんこ「そうだね。今作はかなり詰め込まれてる感じがして結構読んでいて息が詰まった印象を受けた。」

 

ポチ「でも内容は良かったですね。AIロボットが普及した世界、そしてある理由により人類がほとんど消え去った地上、主人であるハルと一緒に旅をする武器修理ロボのテスタ、これだけであと2作は書けるんじゃないかと思うような世界観で、しかも語り手がAIMDと呼ばれる死に至るAI特有の精神障害を持つロボットのテスタでいたく考えさせられる作品でした。」

 

わんこ「AIやロボットを主題にした作品はあるけど、そのAIロボに精神的な病気を持たせるのはすごく面白かった。」

 

ポチ「武器を修理するために生まれたはずのAIロボのテスタはどうして料理や洗濯といった雑務をハルのためにするのか?そして、いずれ死に至る病を持ち、残された数年の命をAIロボのテスタはどうしてハルと過ごす為に費やしたいのか?またその病気を治すことはできるのか?それが気になった人は是非読んでほしいです!」

 

わんこ「確かに、白髪の少女など少し謎が残る作品であるが、読んで損はないと思う。」